昨日は卒業式だった。一年は早い。これまで「学生」のことを学生さんとか学生氏などと敬称していたけど、それが不自然のことのように思えていた。なんでだろうか?初年度から自分も年をとったということもあるのかもしれない。それか、敬称や敬語を使うことで、逆に距離を置こうとしていたのかもしれない。気が知れてくると結局いつもタメ口になっているし、その方が喋り心地は良い。言葉遣いが相手との距離感を変容させるということは、敬語を使いがちな自分にとっては一つの罠なのかも。敬語をベースとしているゆえに、風景に映る人々のことを遠巻きに見ている。そんなことが起きてないだろうか?
最近は何事に対してもやる気がなかなか出ない。自分がなんで写真をやっていることになっているのかも、よくわからなくなってくる。ただ、誰かの写真を見ていると、やっぱり写真は面白いと思うようにもなる。この感覚には救われる。なんで救われると感じるのか?今は休みすぎていて、無駄に考えがめぐりめぐって、絡まって落ちていくから。写真が目の前にあるという単純なことによって思考のめぐりから解放されている感じ。