2012.10.05

久々にスタジオ5に行くと「おもしろいものがある」と勢井さんがガラス乾板を見せてくれた。戦前に撮られた集合写真なんだそうで、年に1、2回、こうしたネガも未だ持ち込まれることがあるらしい。。白いカビ(?)が生えてきてたりといった年季も手伝ってか、誰かの大切な記憶の断片という重みが、そのネガという原本の質量にしっかり含まれてるよう。デジタルがこれからどんな風に発展していくのかは分からないけど、少なくとも銀塩にある物質感や、うまく言えないけど温度感、そういうものは、記憶を記録するメディアとしてかけがえ無いものなんだと改めて感じました。写真はスタジオ5内に貼ってある猫。いつも眺めてしまう…